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営業職募集要項

技術職募集要項

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代表メッセージ

TOP MESSAGE

「利他の価値観」と「WITH」で創る未来

カーテンレールから始まる豊かな空間づくり

代表取締役社長

八重島 真人

過去より受け継がれてきた価値観は、

今もってなお社員の心に息づいている

私たちトーソーの社員は、誰もが「トーソーはカーテンを日本中に広めた会社」という自負を持って業務に取り組んでいます。しかし当社が取り扱う製品はカーテンレールであり、カーテンそのものではありません。では、なぜそのような思いが社員に根付いているのでしょうか。それは当社が創立時に実践したマーケティング手法に由来します。

当社の創立は1949年で、戦後の住宅普及期にあたります。当時はまだカーテンの存在が広く認知されておらず、それならば「まずは自社製品ではなく、カーテン自身の便利さや美しさを世の中にPRしていこう」という方針を立てました。当社の営業担当がミシンを担ぎ、カーテンの縫製方法を説明するために全国を回っていたのも、その方針を反映してのことに他なりません。そうした努力の結果、カーテンと一緒にカーテンレールも広く普及していくこととなったのです。

自分だけのことを考えるのではなく、まず他人のために尽くす。それが巡り巡って必ず自分にも返ってくる。そうした「利他の価値観」に近い考え方が、現在も会社の風土として定着していると思います。ちなみに当社が求める社員像のトップに掲げているのも「フォア・ザ・チーム」であり、この考えを継承していると言えるでしょう。

私たちが「WITH」になることで、

素晴らしい付加価値を生み出せる

2024年にトーソーは創立75周年を迎えました。私自身も2024年6月に社長職を拝命し、4代目社長として全力を尽くす覚悟です。元々当社には「創業家の人物を社内に迎え入れない」という不文律があり、新卒でトーソーへ入社した私が選ばれたのも、そうした背景があってのことです。

創立75周年にあたり、当社は自らのコアバリュー(価値観)を「WITH」と定めました。この言葉は社内にもスムーズに受け入れられたと思っていますが、考えれば当然のことで、当社が扱うインテリア建材は「コーディネート」と呼ばれる「WITH」の集まりだからです。壁紙とのWITH、床材とのWITH、家具とのWITH、といった具合ですね。

そもそも当社が扱うのは、カーテンレールやロールスクリーンといった室内のパーツに過ぎません。でもそんなひとつのパーツが全体と共創し、インテリアという素晴らしい付加価値を生み出します。その付加価値は必ずや人の心に響き、良い影響を与え、暮らしを豊かなものにしてくれるでしょう。そのためなら私たちは喜んで「脇役=WITH」になろうじゃないか。こうした考えこそがメーカーたる当社のものづくりの基盤であり、大切にしていかねばならない事業軸だと考えます。

業界屈指のネットワークを介して、

豊かな空間づくりに注力していきたい

2020年から2023年にかけ、新型コロナウイルス禍で私たちの業界も大きな打撃を受けました。新築の建て控え、ホテル需要の減少、原価高騰など厳しい局面が続きましたが、そんな時だからこそ私たちは「どんな未来にしていきたいか」を皆で考え、希望を抱いて難局を乗り切り、いち早くコロナ禍以前の状況に戻すことが出来ました。さらに今期からスタートした中期経営計画では2026年度にグループ全体で240億円達成という目標を掲げ、皆で描いた未来の実現に向け走り出したところです。

「空間を豊かに」。これが、トーソーの将来へ向けたビジョンです。先ほどもお伝えしましたが、人々が毎日身を置くインテリアは少なからず人の心に影響を与えています。そして質の高いインテリアは人の心に良い影響を与え、暮らしを豊かなものにしていくことでしょう。空間を豊かにすることで、トーソーはこれからも人々の暮らしに貢献し続けたいと考えます。

当社はカーテンレールにおける国内シェアNo.1を誇りますが、それだけ当社製品を扱ってくださる代理店さんが多いということでもあります。一次代理店300社、二次代理店4万社というスケールは、おそらく業界随一でしょう。そんな皆さんと共にこれから「空間を豊かに」というビジョンを実現していければと願っています。

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「国内・住宅・窓」を軸としながら、

「海外・非住宅・窓以外」に注力

私たちのコアビジネスは「国内・住宅・窓」であり、当社事業の約8割を占めています。しかし当社のシェアは100%ではなく、このコア領域でもまだまだ拡大していけますから、「WITH」をコンセプトにした新製品を投入し続けたいと考えています。特に住宅のIoT化に合わせ、電動カーテンレールをもっと日本の住宅に普及させたいですね。

一方、中長期的に見ると住宅の着工減は否めません。その対策として、トーソーでは「国内・住宅・窓」の逆となる「海外・非住宅・窓以外」に事業の領域を広げようと考えています。現在においても、日本製品としての信頼性や高い技術力が評価され、海外の5つ星ホテルに商品を多数納入しているほか、窓以外の分野では室内物干しとしてデザイン性の高い「ハンギングバー」という新製品も好調です。事業比率でいえば「海外・非住宅・窓以外」は全体の2割といったところですが、中期経営計画が完了する2026年度には3.5割にまで伸ばしたいと考えています。

いま二つの事業軸についてお話しましたが、そうした成長を実現するには社員一人一人がチャレンジマインドを持ち続けることが大事ですし、トーソーにはそれをバックアップする体制が整っていると思っています。

フラットな組織体制を強みとしながら、

一歩先の市場分析でリードしていく

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2029年に、トーソーは創立80周年を迎えます。そこに至るまでの経営方針としては、まずは2026年に完了する中期経営計画の達成、その後も継続的な展開を図りつつ、「国内・住宅・窓」でのシェアアップを目指しながら「海外・非住宅・窓以外」に注力していくことになるでしょう。その比率をゆくゆくは5 : 5にまで持ってくることができれば経営の安定性はさらに高まりますから、そこを目指したいですね。

業界全体を見ると、ゼロエネルギー政策に代表される住宅の省エネ化が進み、電動化の流れが加速していくでしょう。一方ユーザー目線で見れば、利用者自身がSNSで情報を発信し、それを見た人がネットで調べ逆指定するといったスタイルが増加しています。そうしたユーザーに向け、私は企業ブランディングが大切になってくると思いますし、トーソーのファンづくりを進める施策も必要です。

これらの展開を進めるにあたり、私はトーソーが常にフラットな組織であらねばと思っています。幸い昨年度のエンゲージメント調査では高得点であり、互いに自由に発言し合えることが当社の強みになっていると感じています。ぜひ皆さんも一度当社を訪問し、自由度の高い環境をその目で確かめてみてください。

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