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トーソー株式会社は2024年9月に
創立75周年を迎えます。
多くの方に支えられて、ここまで歩んできました。
これまでも、これからも、皆様と共に。

トーソーの原点はカーテンレール。
カーテンレールはカーテンを美しく、
機能的に引き立てる、いわば脇役です。

でも、カーテンレールが無ければ
カーテンだって成り立ちません。

例えひとつのパーツに過ぎなくても
さまざまなインテリアエレメントと共創して
豊かな空間づくりに無くてはならない存在でありたい。

WITH_は、過去、現在、そして未来へとつながる、
トーソーの価値観を表す言葉です。

01 WITH Curtains

カーテンの思い出

トーソーが長く携わってきた
カーテンには
人それぞれ、暮らしの思い出が
たくさん詰まっています。
それらのひとつひとつが
トーソーの原動力。
私たちの元に届いた
カーテンにまつわる思い出を
少しだけご紹介いたします。

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カーテンで思い浮かぶのは器用な母のこと。
裁縫が得意な母は、
カーテンも生地を買ってきて
ミシンで縫っていた。
夏用はブルーのシアー、冬用は茶色。

カーテンが変わるたびに
季節の変化を感じる
ようになっていた。

中学生、初めての自分の部屋のカーテンは、
薄ピンク地にさくらんぼ柄。
街角や店で似たカーテンを見ると
今も母を思い出す、

世界でひとつのお気に入りのカーテン。

F.Sさん

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彼と同棲を始めるときは、
カーテン選びに力を入れた。

カーテンは占める面積が大きく
空間の居心地の良さを決めるものだから。

リビングは雰囲気が明るくなる色で
圧迫感がないカーテンを、
寝室には遮光性が高くておしゃれなものを、
自分の部屋には私が好きな水色で
すっきりとしたロールスクリーンを。

カーテンとロールスクリーンは
愛猫も気に入っているようで、
暇さえあればぺロペロなめている。
友達だと思っているのかな。

R.Sさん

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中学生の頃、休み時間になると
カーテンの後ろで友達と
コソコソ話をしていました。

何を話していたかは秘密です。

Y.Nさん

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02 WITH Memories

めざすは
「未来のスタンダード」

トーソーは、長きにわたり
カーテンレールの
国内シェア1位を維持しています。
それを支えるのは、新しいアイデアと
積み重ねた技術力。
住まいをより快適にするために、
そこに暮らす人の明日をより豊かで
幸せにするために。
そして、それを「あたりまえ」に
するために。
そんな「未来のスタンダード」を
目指して、
ものづくりに取り組みます。

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すべては
カーテンから始まった

設立当初の主な事業は、
進駐軍接収ビルへの
カーテン取り付け工事でした。
当時、カーテンを掛けるものといえば、
カーテンロッドと呼ばれる針金や
パイプに
金属のリングを通した
簡易的なもの。
もっと使いやすく
美しいカーテンレールをつくりたい。
その想いから生まれたのが
「C型カーテンレール」です。

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毎日開け閉めする
日本だから
すうっと動く製品を

あまりカーテンを開け閉めしない
欧米とは異なり、
日本には障子や襖など
開閉する文化が根付いています。
そんな日本で求められるのは、
すうっと開け閉めできることではないか。
それがトーソーの
製品開発の根底にある考え方。
日本の暮らしに合わせて生まれた
スムーズな開閉へのこだわりは、
今のカーテンレールや
ロールスクリーンにも生きています。

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新たな
「あたりまえ」を
世の中に

スムーズな開閉にこだわった結果、
わずかな力でカーテンが
開いてしまうことも。
そこで生まれたのが
世界初のマグネットランナー。
他にも、カーテンの二重吊りや
ワンポール式のアルミブラインドなど、
トーソーが提案して、
やがて広く一般に普及し、
「あたりまえ」になったものは
数多くあります。
そんな新たな「あたりまえ」をめざして
さまざまな製品開発を行っています。

左:ブラインドのコードをポールに内蔵した業界初のメカニズム「マジックポール」

右:マグネットランナー誕生のきっかけとなったカーテンレール「エリート」

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03 WITH Memories

日本にカーテン文化を
広めたい

トーソーは古くから、
カーテンに関するセミナーや
出版事業、カーテンメーカーとの
合同発表会などを行い、
カーテン文化の普及に努めてきました。
ファッションを楽しむように、
カーテンをもっと自由に楽しんでほしい。
これからも変わらない私たちの想いです。

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ミシンを持って
全国行脚

カーテンがまだ一般的ではなかった時代、
当然、カーテンのつくり方
に関する情報も
ほとんどありませんでした。
もっと日本の隅々にまで、
もっとカーテン文化を広めよう。
そこで、ミシンを持って
全国50ヶ所以上を訪れ、
勉強会を実施しました。

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情報がなければ
自ら発信すればいい

日本にカーテンに関する情報が
ないのであれば、
自ら情報を発信しよう。
その想いで1969年に出版した
書籍『窓とカーテン』は、
累計2万部以上を売り上げ、
日本の窓装飾のバイブルとなりました。
トーソーはインテリア業界でも珍しい
出版部門を持つメーカーとして、
今も情報を発信し続けています。

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今も受け継がれる
with Curtainsの想い

2006年からトーソーが主催している
「ウィズカーテン」は、
日本のカーテンメーカー各社と合同で、
その年に発表された
カーテン新製品の特長や
トレンドを発信する勉強会。
「カーテン文化をもっと日本に広めたい」。
その想いは今も変わることなく
受け継がれています。

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これまで、たくさんのWITH_と共に歩んできた75年。
これからもトーソーは、
新たなWITH_を見つけながら、
豊かな空間づくりを担ってまいります。

75周年イラストについて

75周年を記念して、国内外で活動されるイラストレーターNoritakeさんに描きおろしのイラストを制作いただきました。人と猫が一緒にカーテンからこちらをのぞいているイラストは、カーテンと共に歩んできたトーソーの歴史と、WITH_に込められた想いが表現されています。

Noritake

広告、書籍、ファッション、プロダクト制作など国内外で活動するイラストレーター。近著に『WORKS』(グラフィック社)、
『へいわとせんそう』(谷川俊太郎・文/ブロンズ新社)などがある。

www.noritake.org

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