株主・個人投資家の皆様へ

TOSOをより深く知っていただくために、分かりやすくご説明いたします。

トップメッセージ

八重島真人

社長就任のご挨拶

代表取締役社長八重島真人

八重島真人

 平素は格別のご支援ならびにご愛顧を賜り、誠にありがたく厚くお礼申し上げます。
 この度、代表取締役社長に就任いたしました、八重島真人です。
誠に微力ではございますが、社業の発展のため、また皆様のご期待に沿えるよう精進してまいります。引き続き格別のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 さて、トーソー株式会社は、カーテンレールから始まった会社です。
普段の生活で意識することはあまりないと思いますが、カーテンレールは多くの方のご自宅に付いている、非常に身近な製品です。

 カーテンレールの役割は、カーテンを美しく見せること、そしてスムーズに開け閉めできるようにすることです。決して主役ではありませんが、カーテンレールがなければカーテンを掛けることはできません。そんなカーテンレールのように、ひとつのパーツに過ぎなくても、豊かな空間づくりに無くてはならない存在でありたい、それが当社に根付いた価値観です。

 空間は住まいだけではありません。職場、学校、遊ぶ場所、食べる場所、もっとあります。その空間すべてで、当社が培ってきた技能・技術を活かして貢献していきたいと思います。

 これまで培ってきた想いを大切にしながら、当社の事業を拡大してまいりますので、株主の皆様の引き続き変わらぬご支援を心よりお願い申し上げます。


第84期(2024年3月期)の事業概況

POINT
  • 非住宅分野や海外、福祉用品の販売が前期を上回ったことで、増収
  • 原材料価格の高騰や為替変動の影響により、減益

経営ビジョン「Vision2025」第2フェーズの最終年度として、
引き続き高収益体質への転換と成長戦略を推進

 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する各種制限の緩和に伴って経済活動の正常化が進み、緩やかな回復基調にて推移いたしました。しかしながら、不安定な国際情勢や中国経済の先行き懸念、資源・エネルギー価格の高騰、円安など、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。
 当社グループ事業に関連の深い建設市場におきましては、新設住宅着工戸数、非住宅向けの建築着工床面積ともに減少傾向にて推移しました。引き続き原材料価格の高止まりや物価上昇等の影響もあり、取り巻く経営環境は厳しい状況が続きました。
 このような環境の下で、当社グループは「Vision2025」第2フェーズ(2020~2023年度)の最終年度として、引き続き主力の住宅分野の深耕とあわせて、非住宅分野や海外事業、新規分野への営業活動を展開し、成長戦略を推進しました。
 これらの結果、当連結会計年度における売上高は21,605百万円(前期比1.4%増加)、営業利益は483百万円(前期比33.5%減少)、経常利益は534百万円(前期比28.9%減少)、親会社株主に帰属する当期純利益は294百万円(前期比19.7%減少)となりました。
 今後の見通しにつきましては、長期化するウクライナ情勢の動向や中東情勢、中国経済の動向等、今後も地政学的リスクによるサプライチェーンの混乱や原材料・エネルギー価格の上昇は続くとみられています。当社グループ事業に関連の深い建設市場においては、新設住宅着工戸数の減少が続くとともに、非住宅市場でも特需による一時的な増加が見込まれるものの、人手不足や原材料価格上昇等の影響により不透明な状況が続くと想定されます。
 このような環境の中、当社グループは、新型コロナウイルス感染症の影響等により停滞した経営ビジョン「Vision2025」の目標を見直し、「Vision2025」第3フェーズ(2024〜2026年度)を策定いたしました。この実現に向け、引き続き新製品開発力や市場への対応力の強化に取り組んでまいります。
 中長期の展望では、住宅分野の深耕とあわせて需要の拡大が見込まれる宿泊施設をはじめとした非住宅分野の取り込みを進め、アジアを中心とした海外販売の強化や当社グループの保有技術を活用した用途開発、ステッキ等福祉用品等の新規分野でのビジネス領域拡大に取り組み、持続的な企業成長を図ってまいります。また、原価低減、総費用低減の徹底を図り、高収益体質への転換と競争力強化に取り組んでまいります。

(単位:百万円)

  • 売上高
     
    グラフ:売上高
  • 営業利益
     
    グラフ:営業利益
  • 経常利益
     
    グラフ:経常利益
  • 親会社株主に帰属する
    当期純利益
    グラフ:親会社株主に帰属する当期純利益
  • 連結貸借対照表
     
    グラフ:連結貸借対照表グラフ:連結貸借対照表
  • 連結キャッシュ・フロー計算書
     
    グラフ:連結キャッシュ・フロー計算書グラフ:連結貸借対照表

1株あたり配当金の推移

 第83期
(2023年3月期)
第84期
(2024年3月期)
中間配当金5円5円
期末配当金5円5円
合計(年間)10円10円
TOSO color

ページトップへ

閉じる
閉じる
閉じる